「保育士を辞めたい…」と一年目で悩む人は、意外に多くいるものです。
その理由は「上司や先輩との人間関係がツラい…」「保育園の雰囲気になじめない…」などさまざまですよね…
現在ベテラン保育士として活躍している人でも、一年目の仕事はツラかった…という人がほとんどです。
しかし、一年目で退職することに不安を覚え、どうすればよいか分からない人もいるでしょう。
そこで今回の記事では、保育士が一年目で辞めたくなる理由と対処方法を考えていきます。
保育士一年目でツラい人は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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「保育士辞めたい…」と一年目で悩む理由
まずはじめに、1年目で保育士を辞めたくなる理由をみていきましょう。
①仕事が覚えられずミスが続く
一年目の保育士は、すべてのことが分からないですよね。
子どもや職員の名前が分からないことから始まり、保育園内での動き方や書類の書き方まで、とにかくすべてが分からないはずです。
分からないからミスをして当然なのですが、ミスが続くと周りの先輩の目が気になり始め「私ってホントにダメ…もう辞めたい」と思うようになるのです。
②保育園の雰囲気になじめない
保育園の雰囲気になじめない…と悩み、1年目で辞めたくなる人も多くいます。
とくに学生時代のサークルや部活の延長で、和気あいあいとした雰囲気を期待していた人は、そうでない職場だとツラく感じるでしょう。
保育園によっては、悪口や陰口、いじめがある職場もありますが、1年目の入職前では事前に見抜くことは難しいでしょう…
③上司や先輩との人間関係がストレス
上司や先輩との人間関係がツラく、1年目で辞めたくなる保育士もたくさんいます。
保育園は人手不足のところが多く、教える先輩も余裕がないことがほとんどです。
そのため余裕のない先輩が、保育士一年目のあなたにイライラをぶつけてくることもあるでしょう‥
とくに人間関係は、相性の問題もあるので、いちど悩みはじめると深みにはまりやすいのが特徴です。
▼先輩保育士との関係を、下記記事にまとめていますので、気になる人は参照下さいね。
「先輩保育士が怖い」と悩む人の解決方法&やってはダメな行動
④休みがなく給料が少ない
休みがなく給料が少ないことで、保育士を続けられない人もたくさんいます。
入職前にある程度の情報はあるので、休みや給料が少ないことは知ってた人も多いはずですが「想像以上に少なかった…これじゃあ続けられない」という感じでしょうか…
今は保育士の給料も上昇傾向にあり、また保育士として別の働き方もあるので、経験のために少し頑張ってみるのも良いかもしれません。
▼関連記事
保育士の新しい働き方~フリーランス保育士のメリットとデメリット
⑤思っていた仕事内容と違う
「入職前に説明されてた仕事内容じゃない…」など、思っていた仕事内容とちがう場合も、一年目での退職要因になります…
雑用しかさせてもらえず、先輩から奴隷のように使われる…などがこれにあたるでしょう。
また反対に、一年目から担任を持たされ、責任を負わせられる…と悩むケースもあります。
一年目で保育士を辞める前に考えるべき改善策
では次に、一年目で保育士を辞める前に考えるべき改善策をみていきましょう。
①仕事が覚えられずミスが続く時は?
仕事が覚えられずミスが続く時は、自分を責めすぎないことが大切です。
ミスをして自分を責めすぎると、自意識過剰になり過ぎて、さらに失敗をしやすくなります。
まずは、仕事全体の流れを把握し、今あなたがやっている仕事は「全体の中でどんな意味があるのか」を理解しながらやっていきましょう。
そして、詳細なことはメモに取りながら仕事に取り組むと良いですね。
悩みながら前向きに取り組んでいくと、ある日突然、ひらめくように仕事が分かってくるような時が来ますよ。
▼関連記事
【保育士1年目】うまく動けないと悩んでいますか?楽に仕事が出来るポイント解説
②保育園の雰囲気になじめない場合は?
保育園の雰囲気になじめない場合でも、気にし過ぎる必要はありません。
「想像以上に上下関係がきびしい…」「派閥があってピリピリした雰囲気…」など、自分以外の要因でなじめないことも多いからです。
じっさい、どんなベテラン保育士でも、新しい職場に慣れるのは時間がかかるものです。
そのため、時間の経過とともに仕事を覚えていくように、時間がたてば、雰囲気になじむことも多くあります。
まずは「自分から話しかける」「前向きな姿勢を心がける」など、自分の改善点からトライしてみて下さいね。
ただ、あまり無理してがんばり過ぎるのも良くないので、ダメだと思えば転職を考えてみることも一つの手段です。
③上司や先輩との人間関係がツラい場合は?
職場の人間関係は、プライベートとちがい自分で選ぶことはできないし、いろいろな価値観の人が集まるので、トラブルが起きやすいですよね。
まず、そんな人間関係の対策には「相手に期待しすぎない」ということが大切です。
また、他人を変えることはできないので「あの人はこういう人なんだ」と割り切って接すると良いでしょう。
保育園の人間関係に対する考え方を、下記記事にまとめてあります。良かったら参照下さいね。
どうにかしたい保育士の最悪な人間関係…人生変わる考え方のコツは?
④休みがなく給料が少ない時は?
自分が思っている以上に、休みがなく給料が少ない時は、転職も視野に入れておきましょう。
なぜなら休みがなく給料が少ない保育園の体質は、そう簡単には変わらないため、今後も悩むが続く可能性が大きいからです。
おすすめは、在職しながら転職活動をはじめること。
在職しながらの転職活動は、収入が途切れる期間がなく、じっくりと自分に合った保育園を選べるからです。
まずは、どんな求人があるのか見てみるところから始めてみても良いですね。
また希望条件を登録しておけば、あなたに合った求人が出たときに連絡をくれるので、忙しい保育士にも便利ですよ。
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⑤思っていた仕事内容と違うケースでは?
就業前に聞いていた仕事内容と全然ちがう…という場合、モヤモヤが積もりますよね。
そんな場合は、まず勇気をもって主任や園長に話をしてみましょう。
保育園側として考えていることがあるかもしれないし、話すことで状況が変わる可能性もあります。
しかし保育園側に悪意を感じたり、誠意ある対応がなければ、退職を検討しても良いでしょう。
そのような保育園は、今後別の件でも問題になってくるでしょうから。
一年目で保育士を辞めるデメリットとメリット
ここまで、保育士一年目で辞めたくなった時の対策を考えてきましたが、もうすぐにでも辞めたい…という人もいると思います。
しかし、一年目で辞めるのは不安もありますよね。
そこで今回の章では、一年目で辞めるデメリットとメリットをみていきたいと思います。
①一年目で保育士を辞めるデメリット
はじめにデメリットから見ていきましょう。
年度末までの勤務を求められる可能性
あなたが1年目の年度途中で辞めようとした場合、年度末までの勤務を求められる可能性があります。
人手不足の保育園は、あの手この手であなたを引き止めに掛かるでしょう。
スムーズに退職するには、強い気持ちをもって、引き止められない退職理由の準備が必要です。
▼関連記事
保育士の「辞めさせてもらえない」悩み…上手に退職する方法
転職で不利になるケースもある
1年目の年度途中で辞めた場合、転職時の採用側は、下記のような懸念を持ちかねません。
・周りとの協調性がないのでは
・社会人として責任感がないのでは
このような理由から、書類選考で落とされるケースもあります。
また、面接では「なぜ1年目の年度途中で辞めたのか?」の質問に対して、採用者が納得いく説明をする必要があります。
ただし、年度末まで勤務できたのであれば、このようなデメリットも解消できますので、もし年度末までガマンできそうであれば、頑張ってみるのも良いでしょう。
次は早期退職ができなくなる
1回目の早期退職なら面接官も「そういうミスマッチもある」と納得してくれるかもしれません。
しかし、2回目、3回目と早期退職が続くと「本人に問題アリ」とみなされ、正社員での採用は厳しくなるでしょう。
そのため、次の転職先は、より慎重に選ぶ必要性が出てきます。
②一年目で保育士を辞めるメリット
では次に、一年目で保育士を辞めるメリットを見ていきましょう。
職場のストレスから解放される
1年目で辞めたいと思うような保育園での勤務は、あなたに相当のストレスがあるはずです。
しかし、すぐに退職をすれば、そのストレスから解放されます。
我慢の先に見える未来があるのなら、我慢が大切なケースもあります。
しかし、我慢のための我慢や、我慢をしても何も未来が見えない場合、早めに見切りをつけた方が良いこともあるのです。
あなたの人生の時間は有限で、イヤなことに耐えているだけの時間はムダですから。
リセットして再スタートできる
今の保育園を辞めて転職することで、すべてリセットして再スタートできます。
転職のリセットが上手くいけば、ありとあらゆる悩みが解決できる可能性があるのです。
・給料が3万円上がった
・残業が減った
・自分のやりたい保育ができる
このようにリスタートできるのが、転職の強みなのです。
ただ100%の成功はないので、転職エージェントなどを活用し、転職のミスマッチを避けることが大切ですよ。
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自分の気持ちを大切に生きられる
イヤな職場を辞めることは「自分の気持ちを大切に生きられる」というメリットがあります。
「もう無理、辞めたい」という気持ちを抱えたままで、今の職場で前向きになれないでしょう。
1年目の途中で辞めた後の転職活動は、厳しいかもしれません。
しかし「辞めたい」という、自分の気持ちを大切にすることで、また前向きになれるなら「辞める」という選択肢も良いでしょう。
一年目で退職・転職をする場合の流れ
次に、もし退職を決意した場合の流れを見ていきましょう。
①引き止められない退職理由を考える
退職を決断した場合、引き止められにくい退職理由の準備が必要です。
「家族の介護がある」「保育士以外の仕事をやりたい」など、保育園側が立ち入ることのできない理由が良いでしょう。
「残業がきつい」「給料が低い…」などの不満が退職理由の場合、「不満を解消するから辞めるな」という話になってしまいますので…
▼退職理由の関連記事はこちら
保育士が辞める理由で嘘をついても大丈夫?引き止められない退職理由
②退職の意思を伝える
退職理由を準備したら、園長に退職の意思を伝えます。
直属の主任上司がいる場合は、先に主任上司に伝えるとよいでしょう。
前述のように職場の不満は述べず、理由を聞かれたら、家庭の都合上など当たりさわりのない理由にします。
③退職期日の相談(年度途中での退職)
退職の意思を示したあとは、退職の期日を相談しましょう。
法律上は、辞める意思を示したのち2週間後には退職できますが、2-3ヵ月前、もしくは遅くとも1ヵ月前に伝えれば常識の範囲内です。
年度途中の退職に関しては、もめる場合もあると思いますが「家庭の都合上、最大限〇月末まで」など、勇気をもって期限を示した方が良いでしょう。
「もう1日でも保育園に行きたいない…」という場合、3万円ほどの費用は発生しますが、退職代行のサービスを利用すれば、合法的に即日退職ができます。
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④退職届の提出と引継ぎ
退職の日時が決まったら、主任上司 or 園長に退職届を提出します。
そしてスケジュールに沿って、周りの先生に迷惑が掛からないように引継ぎをしましょう。
人間関係が原因で辞める場合でも、お互い協力して仕事をした仲間としての礼儀は大切ですね。
また、保護者や子どもたちへの退職の伝え方は、保育園と相談して決めましょう。
まとめ:保育士一年目で辞めたくなったら、焦らず冷静に考えてみよう!
保育士一年目は覚えるコトが多く、人間関係にも気を使い、ストレスも多いでしょう。
そのため、一年目で辞めたくなる人もたくさんいます。
そんな時は今回の記事を参考に、まずは自分の改善ポイントを確認し、焦らず冷静になることから始めてみましょう。
そして1年目で辞めることのデメリットとメリットを理解し、自分の状況にあてはめてみて下さいね。
ただし、無理なガマンだけは禁物です。
・食欲がなく陰鬱な気持ちが続く…
・仕事に行こうとすると吐き気がする…
このような人は、すぐにでも専門医にかかるようにして下さいね。
また「1年目で退職して、次の転職は絶対に失敗できない」という人は、転職エージェントを活用してみましょう。
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