・ひざの上に乗って離れない
・独り占めできないと泣き叫ぶ
このように、保育士を独占する(したがる)子どもは多くいます。
子どもたちの「安心したい」「自分に注目してほしい」など気持ちを、行動で表わしているのですが、困ることもありますよね…
独占したい気持ちは、子どもだけに限らず、大人にもある自然な欲求です。
しかし独占欲が強すぎ、その欲求が満たされないと、暴れたり、ひっついて離さないなど困った行動を引き起こします…
そこで今回は、そんな独占したがる子どもの理由と対応方法について紹介いたします。
今回の記事を読んで、子どもの心を理解するヒントをつかんで下さいね!
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保育士を独占する子どもの行動理由
まずはじめに、保育士を独占する子どもの、行動理由を見ていきましょう。
①安心したい
子どもは、不安な気持ちから、安心を求めて保育士に甘え独占しようとしてきます。
甘えて安心を得ることで、次への挑戦への意欲をたくわえていきます。
しかし、いちど得た安心を「他の子に取られたくない」という思いが強くなると、独占につながります。
②認められたい
先生に「認められたい」「関心を引きたい」という思いが過剰になると、独占につながります。
誰でも他人から認められると、嬉しいものですよね。
しかし、ふだん家庭などで「自分に関心が持たれていない」「無条件に愛されていない」などの感覚があると、過剰な承認欲求の原因となります。
③先生を試したい
子どもたちは「先生はどこまで甘えさせてくれるのかな?」と試し行動をとることがあります。
だっこをせがんだり、わがままを言ってくるのも、その表れです。
「先生を困らしても、私を愛してくれるかな?」という、愛情の確認行為とも言えますね。
④独占は自立への第一歩
「なんでも自分の物にしたい」「すべて自分の思う通りにしたい」という気持ちが独占につながりますが、これは自立への第一歩です。
子どものなかで「自己」が芽生えてきた証拠にもなります。
⑤軽度発達障害の可能性は?
独占したい気持ちは、誰にでもあることですが、その気持ちが強すぎる場合は注意が必要です。
「先生をこちらに向けるため、髪をひっぱる」「ずっと1対1の関わりを求める」などです…
発達障害の気づきがあれば、下記支援センターの情報も参照してみて下さいね。
発達障害相談:発達障害情報支援センター
参考資料:軽度発達障害のある幼児の行動変容
保育士を独占する子どもへの対応方法
つぎに、保育士を独占する子どもへの対応方法をみていきましょう。
①いったん甘えを受け止める
子どもは、甘えることで安心感をもらい、自立への土台を作っていきます。
そのため、いったんは甘えを受け止めてあげて、そのあと、一人で行動できるように促してみましょう。
また戻ってきて、甘えるように独占してくるかもしれませんが、甘えと自立のくり返しで成長していくでしょう。
②独占したい気持ちを分かってあげる
子どもは、この時期の大人の対応で、他人に対する「信頼感」を学んでいきます。
そのため、大人の考えを押しつけるのではなく、子どもの気持ちを分かってあげようとする姿勢は大切です。
「独占したい」という気持ちを分かってあげて、その根本にある「不安」や「関心を持ってほしい」という気持ちに理解を示してあげましょう、
③余裕がある時、一緒に楽しむ時間をつくる
忙しい時、ついつい「あとでね」などの言葉で、ごまかしがちですよね。
でも、余裕がある時は、一緒に楽しむ時間をつくり、子どもの「楽しい」に共感してあげましょう。
そのことで、子どもの信頼感のベースができ、保育士に余裕がない時でも「先生は今忙しいのかな」という、子どもの理解が広がっていきます。
保育士を独占する子どもへのNG行動
では、保育士を独占しようとする子どもへのNG対応も見ていきましょう。
①脅し・命令・交換条件はNG
「園長先生に怒られるよ!」など、脅し・命令・交換条件は、その場での効力はありますよね。
でも、先生の脅しの言葉が記憶に残るだけで、本質的な部分は、まったく解決されません。
いったんは子どもの気持ちを受け止めてあげて、理由を説明できると良いですよね。
②「感情的に叱る」もNG
忙しい時に、イライラして感情的に叱ってしまうことも、あるかもしれません…
子どもには、恐怖心だけが残るので、避けたいところですよね。
イライラすると難しいかもしれませんが、なるべく冷静になり、子どもの気持ちも尊重してあげましょう。
③甘やかせはNG
子どもの独占欲にだけ応じる「甘やかせ」もNGですよね…
子どもの欲しがるままに与えるのは、大人の自己満足の行為でもあります。
甘やかし続けると、ワガママがエスカレートし、自立心が育たなくなります。
関連記事:特定の保育士に甘える子どもの理由
まとめ:子どもの気持ちを受け入れ安心感を育てよう!
保育士を独占したがる子どもの根底には「不安」や「関心を示してもらいたい」という気持ちがあります。
忙しくイライラしている時は、子どもの甘えの気持ちを受け入れる余裕がないこともあるでしょう。
しかし「子どもの気持ちに理解を示そう」「安心感を育てよう」という、保育士自身の気持ちがあれば、子どもには伝わっていきます。
保育士だって、完璧ではありません。
子どもに寄り添いながら、一緒に成長していきましょう。
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