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院内保育所は「夜勤もあるけど、ゆっくり保育ができるし給料もまあまあ高い…」
そんなことを聞いて、転職を考えている保育士さんもいるでしょう。
しかし実際、どんな仕事内容で、一般保育園とどんな違いがあるのか、気になる人も多いかもしれませんね。
そこで今回は、院内保育所の特徴や、勤務するメリットデメリットを紹介し、転職する場合の成功のポイントを紹介いたします。
今回の記事を読んでいただき、あなたが活躍するための参考にして下さいね!
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院内保育所とは?
まずはじめに、院内保育所の特徴をおさらいしておきましょう。
①どんな施設?
院内保育所とは「病院で働く医師や職員の子どもを預かる保育所」です。
病院で働く人は、夜勤や急患があったりと不規則な仕事ですよね。
そのため、急に子どもを預ける場合、一般の保育園では対応できないことがあります。
そこで、病院内に24時間子どもを預ける施設が必要になるのです。
②院内保育所の種類
まず院内保育所の多くは、認可外保育所に該当します。
認可外保育所は、開園時間の設定や休日保育など自由度が高い保育をおこなえます。
そのため院内保育所の多くは認可外保育所を選びますが、それにより認可外保育所は、自治体からの補助金は制限されます。
補助金が制限される分、病院側が費用負担をしないといけません。
また運営については、病院が直接運営するケースと、外部に運営を委託しているケースがあります。
院内保育士はきつい?
院内保育士がきついと感じるかは、保育所によってちがう面もあります。
しかしここでは、院内保育所の一般的な特徴を見ていきたいと思います。
①無休で24時間体制が多い←夜勤
院内保育所は、病院の開いている時間に、医師や看護師の子どもを預かります。
そのため、夜勤や休日にも子どもを預かるケースが多いです。
夜勤や休日出勤への対応ができない場合、院内保育所での勤務は難しいかもしれません。
②乳児~学童まで少人数保育
預かる子どもの年齢は、乳児~学童までと幅広いのも特徴です。
通常は0~2歳児の保育がメインですが、小学校低学年くらいまでの学童をあずかるケースもあります。
また、預かる人数は数名~数十名と少人数が基本ですが、規模の大きい保育園もあります。
さまざまな院内保育所がありますので、求人票などで確認してみましょう。
③子どもの顔ぶれが毎日ちがう
院内保育所は、医師や看護師のシフトに合わせて、子どもを預かるので、子どもの顔ぶれも毎回ちがいます。
また、子どもの登園時間もバラバラなので、スムーズな保育が難しく感じるケースもあるでしょう。
④病院が運営か委託会社に運営かに分かれる
院内保育所の運営は、主に2種類に分かれます。
1つは、病院が直接運営するパターンで、この場合、病院に直接雇用されることになります。
もう1つは、委託会社が運営しているパターンで、このケースでは、委託会社に雇用されるケースや派遣会社から派遣されるケースがあります。
院内保育所の仕事内容と1日の流れ
院内保育所は、夜間保育があり、子どもの登園時間がバラバラなのが一般の保育所と異なります。
そのため、一斉保育より自由保育が中心ですが、それ以外の流れは、おおむね一般の保育園と同じです。
保育所によりさまざまですが、一例として下記参照ください
院内保育所で勤務するメリット
では、院内保育所で勤務するメリットを見ていきましょう。
①子どもとじっくる関われる➡担任制なし
院内保育所は、少人数の預かりなので、子ども一人一人とじっくり関われます。
また、子どもの登園降園の時間や年齢もバラバラのため、担任制はなく一斉保育ではない点も、子どもにじっくり関われるポイントです。
「年齢が上の子どもが、下の子どもの面倒をみてくれる」なんてこともあり、可愛いですよね。
②残業や書類業務が少ない
院内保育所は、大きな行事が少なく、そのための準備がありません。
また、指導計画や週案などの書類業務が多くないので、残業や持帰り仕事も少ないです。
一般保育園だと、行事の準備や書類作成が大きなプレッシャーになるので、その分こどもとも向き合えますね。
③保護者の対応が早い
院内保育所の保護者は、同じ病院内につとめているので、子どもに何かあった時の保護者のお迎えなどの対応もスムーズです。
また、子どもの体調不良があった時も、医療従事者である保護者が直接対応できるので、その点も心強いですね。
④収入や待遇が比較的よい←夜勤手当も
大病院や、大手の委託会社が運営している保育所は、収入が比較的に良いです。
いろいろな院内保育所の求人を見てみると、月給17万~30万円と幅広いですが、一般保育園よりも高い印象です。
また、夜勤手当などもつくので、その分でも収入はプラスになります。
だた、院内保育所の求人は人気があり、非公開にしているケースが多いです。
気になる方は、転職サイトに登録しておき、情報が出たら連絡をもらえるようにしておきましょう。
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⑤アットホームな雰囲気で働ける
院内保育所は、勤務する職員も少人数なので、アットホームな雰囲気の所が多いです。
集団的な動きが苦手で、ゆったりとした雰囲気で働きたい人には、良い環境でしょう。
また、保護者も同じ病院内で勤務する職員ということで、信頼関係も築きやすいでしょう。
院内保育所で勤務するデメリット
次に、院内保育士で勤務するデメリットを見てみましょう。
①夜勤で生活が不規則になる
院内保育所の勤務は、夜勤がつきものです。
そのため生活が不規則になりやすく、慣れないうちは、体調を壊しやすい人もいます。
また年齢を重ねると、体力的に夜勤がしんどい…というケースもあるようです。
②保育士としてキャリアアップが難しい
院内保育所は小規模であるため、行事やクラス担任がなく、集団での保育スキルが身につきません。
そのため、一般の認可保育園に転職しようとした場合、キャリア不足で役職に付きにくいケースもあるかもしれません。
その反面、小規模保育園には転職しやすいでしょう。
③園庭がないなど、施設面で劣る場合も
「園庭がない」「保育室がせまい」など、一般保育園と比べて施設面で劣ることが多いです。
その分、外遊びで近くの公園に行く場合、毎回の準備やの負担も大きくなるでしょう。
交通事故や不審者への対策など、気も使いでしょう。
④人間関係がこじれるとキツイ
院内保育所は、職員の人数も少なくアットホームな雰囲気なのですが、いったん人間関係がこじれると、毎日の仕事がキツイです。
人間関係が悪くなった場合、大規模な組織であれば、配置替えなどで対応も可能ですが、小規模園の場合そういうわけにもいきません。
嫌いな人と、いつも顔を合わせて仕事…というケースもあるかもしれません。
参考記事:小規模保育園ではたらく罠~人間関係でハマる保育士のための対策
院内保育所に向いている保育士は?
これまでのメリット・デメリットをみて、院内保育所に向いている保育士は、どんな人なんでしょうか?
・子どもとじっくり向き合いたい人
・アットホームな雰囲気で働きたい人
・一般保育園より、好待遇を望む人
・夜勤に対応できる体力や自制心がある人
院内保育所への転職成功のポイント
院内保育所への転職成功のポイントは、良い情報を早くつかむことです。
院内保育所の求人もさまざまで、小さな病院から大病院の保育所まであり、とくに大きな病院の保育所は給与賞与も高く人気があります。
人気求人は早い者勝ちなので、転職サイトに登録して希望の求人が出たら連絡をもらうようにしておきましょう。
登録は無料だし、忙しい人は登録だけしておけば、希望の求人が出たら連絡をもらえますよ。
まとめ:情報を集めて、院内保育士を検討してみよう!
院内保育所のメリットやデメリットを紹介させて頂きましたが、全て共通して今回の特徴に当てはまるわけではありません。
それぞれの保育所には、それぞれの特徴があります。
一般的な院内保育所の特徴を理解しながら、それぞれの保育所の特徴を理解していくことが大切です。
・雇用形態はどうか?
・給与や待遇はどうか?
・どのような仕事内容か?
・職場の雰囲気はどうか?
このような、それぞれの保育所の特徴は求人票や転職サイトから大枠をつかみ、実際に見学をしてみましょう。
条件面のみに惑わされず、相手のことをよく理解し、自分のこともよく知ることが、よい保育園との出会いになるでしょう。
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