・もうどうでもいい…すぐに保育士を辞める!
こんなふうに悩み、急な退職や転職を決める保育士もいるでしょう。
しかし「保育士の退職は年度末」という不文律や、人員不足による引き止めなどの理由で、保育士の退職はデリケートな問題ですよね。
そこで今回の記事は「保育士が急な退職を決める前に考えるべきこととNG行動」という内容で考えていきます。
今回の記事を読めば、急な退職を決断するときの最適な行動が分かるようになりますよ。
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保育士が急な退職の前に考えるべきこと
まずはじめに、保育士が急な退職の前に考えるべきことを見ていきましょう!
①そもそも急な退職は可能か?
そもそも、保育士の急な退職は可能なのでしょうか?
結論的には、正社員が会社を辞める場合、2週間前までに申し出が必要です。
よって「明日からもう来ません!」というのは、法律違反になります。
参照:民法第627条
②いったん冷静になる
「もう限界…」「すぐにでも辞めたい!」このように悩んでいる場合、いったん冷静になることが大切です。
感情的になり、後先を考えずに行動すると、あとで後悔することが多いからです。
・悩みをネットで検索する
・有給を申請してみる
・よく寝て疲れをとる
このように、いったん落ち着いた後、冷静に判断していきましょう。
③退職後の進路を考えておく
急な退職でいちばん困ることは、退職後に収入がなくなることですよね…
貯金が豊富にある人以外は、退職後の進路を考えておくことが大切です。
いちばん良い方法は、在職中に転職活動をしておくことです。
保育士バンクのような転職エージェントに登録しておけば、忙しい在職中でも優良保育園を無料で紹介してくれますよ。
④休職制度などがあるか確認
辞めるという決断を下す前に、所属する保育園で休職制度が利用できるか確認しても良いでしょう。
園長と話し合い、休職制度が利用できるのであれば、傷病手当金をもらいながら休職できる可能性もあります。
しかし「もう辞めたい」と考えている保育園に復職しても、また同じ悩みをくり返すことになるので、退職した方がよいかもしれませんね…
⑤辞めるタイミングを考える
いちど嫌になった職場は「すぐにでも辞めたい…」と思うものですよね…
しかし、あなたの気持ちにまだ少し余裕があるのなら、保育園を辞めるタイミングも考えてみましょう。
年度末とまではいかなくても、2-3ヵ月間の余裕があれば、あなたの誠意としては十分でしょう。
でも、あなたの心がもう限界ならば、急に退職することも仕方のないことです。
保育園は、あなたの人生にまでは責任をとってくれないですから。
保育士が急な退職を決めたらやるべきこと
では次に、保育士が急な退職を決めた後、やるべきことを見ていきましょう。
①引き止められない退職理由を考える
急な退職を決断した場合、引き止められにくい退職理由の準備が大切です。
「家族の介護がある」「保育士以外の仕事をやりたい」など、保育園側が立ち入ることのできない理由が良いでしょう。
「残業がきつい」「給料が低い…」などの不満が退職理由の場合、「不満を解消するから辞めるな」という話になってしまいます。
▼退職理由の関連記事はこちら
保育士が辞める理由で嘘をついても大丈夫?引き止められない退職理由
②退職の意思を伝える
退職理由を準備したら、園長に退職の意思を伝えます。
直属の主任上司がいる場合は、先に主任上司に伝えるとよいでしょう。
前述のように職場の不満は述べず、理由を聞かれたら、家庭の都合上など当たりさわりのない理由にします。
③退職期日の相談(年度途中での退職)
退職の意思を示したあとは、退職の期日を相談しましょう。
法律上は、辞める意思を示したのち2週間後には退職できますが、2-3ヵ月前、もしくは遅くとも1ヵ月前に伝えれば常識の範囲内です。
退職の時期に関して、もめる場合もあると思いますが「家庭の都合上、最大限〇月末まで」など、勇気をもって期限を示しましょう。
「もうどうしても保育園に行きたいない…」という場合、3万円ほどの費用は発生しますが、退職代行のサービスを利用すれば、合法的に即日退職ができます。
気になる人はこちら公式サイト:退職代行ガーディアン
④退職届を出す
退職の日時が決まったら、主任上司 or 園長に退職届を提出します。
退職理由は、パワハラやいじめなどが退職原因になっている場合、「一身上の都合」と書かないようにしましょう。
「一身上の都合」が理由の場合、自己都合退職と認定され、失業保険の給付がおそくなります。
そのため、保育園側に問題があると思われる場合、とえりあえず退職理由は書かないでおきましょう。
▼関連記事
保育士がパワハラでやめたい時の対処法~退職前に知るべきこと
⑤引継ぎと周りへのあいさつ
退職日が決まったら、スケジュールを立てて引き継ぎします。
なるべく、周りの先生に迷惑が掛からないようにするのが理想的です。
人間関係が原因で辞める場合でも、お互い協力して仕事をした仲間としての礼儀は大切ですね。
また、保護者や子どもたちへの退職の伝え方は、保育園と相談して決めましょう。
保育士が急な退職をする場合のNG行動
では、急な退職をする場合のNG行動も見ておきましょう。
①バックレる
どんなに職場に行きたくなくても、バックレるのはNGです。
バックレると、自宅や実家に園長が訪れ、見つからない場合は警察に捜索願いが出されます…
最悪のケースでは、損害賠償請求で訴えられてしまいます。
▼関連記事
保育士のバックレは危険…すぐに退職したい場合どうする?
②勢いで退職の意思を示す
「もうこんな保育園辞めてやる!」と勢いで言ってしまうのもNG行為です。
あなたも保育園側も感情的になれば、お互いに良い方向には進みません。
目的達成のために、冷静に物事を進めましょう。
③退職理由が不明確
退職理由が不明確なのもNGです。
どこの保育園でも人員不足のため、退職理由があいまいだと、園長の引き止めにあうからです。
さらに「給料が安い」「残業が多い」などの不満が退職理由の場合は、「処遇改善するから残りなさい」ということになりかねません。
前述のように退職理由は、保育園側が立ち入りできない、あなた個人の事情がよいでしょう。
退職するかどうか悩んだ時の考え方
では次に、退職するかどうか悩んだ時の考え方を見ておきましょう。
①「迷ってる」=すでに退職したい!?
退職や転職するかどうか悩む…
そんな迷っている時は、じつは自分の中で「退職したい」「転職したい」と答えは出ているものです。
保育園への不満をもちながら、転職しないでガマンしていれば、後悔することも分かっているはず。
迷う人は「背中を押してもらいたい」「安心できる材料がほしい」というのが本音かもしれませんね。
②自分で自分に聞いてみる項目
転職に迷う場合、自分を見つめ直してみましょう。
これらの答えが明確になれば、あなたが選ぶべき進路や職場も明確になってくるでしょう。
③迷う時は転職活動を始めてみる
画像:キララサポート保育
迷う時は、転職活動を始めてみるのも良い方法です。
転職活動を始めることにより、より具体的に自分の気持ちを確かめることができたり、やはり今の職場が良い…などの決断ができるからです。
転職活動は、在職中からでも始められるのでノーリスクです。
転職エージェントに相談してみたり、求人情報をみるだけでも自分の未来がイメージできます。
転職エージェントは、はじめから最後まで完全無料で利用できるので、この機会に登録だけでもしておきましょう。
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④あなたの優先順位の確認
転職退職のイメージが固まった人は、転職を成功させるための優先順位を確認しておきましょう。
このような条件の中から「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい条件」「妥協できる条件」などを明確にしておきましょう。
このような転職活動の軸をつくることで、あなたが迷った時の羅針盤になり、転職を成功する確率を上げることができます。
ひとりで考えるのが不安な人は、前述の転職エージェントに相談しながら進めると良いでしょう。
あなたの不安を相談できるだけでなく、転職のプロとして適切なサポートをしてもらえますよ。
使いやすさなら保育士バンク、人間関係の良い求人なら保育エイドもいいですね。
まとめ:急な退職の前にやるべきコトを整理しよう!
さいごにまとめです。
人間関係のストレスや多忙な業務のため「もうすぐにでも辞めたい…」と悩む保育士も多いでしょう。
急な退職は、ストレスからすぐに解放されるので、魅力的ですよね。
しかし、急な退職を決める前に考えるべきことはたくさんあります。
今回の記事をきっかけに、いったん冷静になり、今のあなたの状況やこれからのコトを考えてみましょう。
今回の記事で紹介した転職エージェントはいずれも無料で、相談だけでも利用可能なので、ひとりで苦しむ前に相談してみて下さいね。
使いやすさなら保育士バンク、人間関係の良い求人なら保育エイドもありですよ。
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